▲２三香、△２二桂合、▲同香成、△同玉、▲１四桂、△同歩、▲２三飛、△同玉、▲１四角、△２二玉、▲２三金、△１一玉、▲４七角、△２一玉、▲１二香成、△３一玉、▲２二成香、△４一玉、▲７四角、△同歩、▲３二成香、△５二玉、▲６二飛、△５三玉、▲４二飛成、△同金、▲６二銀、△６三玉、▲７三と、△５二玉、▲４二成香、△同玉、▲４三歩、△同玉、▲５三金まで３５手詰。

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　この詰将棋の見せ場は、ほとんど導入部だけです。

　後は、ダラダラ長いだけです。

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　初手は▲２三香から入ります。対する合駒ですが、金合は、▲２二同香成、△同玉、▲１三香成、△同玉、▲１四歩以下詰み。

　銀合は、▲２二同香成、△同玉、▲１三香成、△同玉、▲１四歩、△２二玉、▲２三銀、△同玉、▲２一飛以下詰み。

　角合は、▲２二同香成、△同玉、▲１三香成、△同玉、▲１四歩、△２二玉、▲１三角、△３二玉、▲１二飛、△４一玉、▲３一角成以下詰み。

　香合は、▲２二同香成、△同玉、▲１三香成、△同玉、▲１一飛、△１二合、▲１四香以下詰み。

　従って、桂合になりますが、▲２二同香成、△同玉、に▲１四桂 (途中図) が眼目の一手です。

　対して△３二玉は、▲１二飛、△４一玉、▲７四角、△同歩、▲３一飛以下詰みなので△同歩ですが、▲２三飛がまたまた狙いの一手です。

　対して△３一玉は、▲２二金、△４一玉、▲７四角、△同歩、▲３一飛以下詰みなので△同玉ですが、ここでやっと▲１四角 (途中図) が実現します。

　以下は角を転回し飛を入手し、その飛も切って、最後は必殺の４三歩を打って詰みです。